東京都指定有形文化財「旧粕谷家住宅」

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ページ番号1004865  更新日 2024年8月20日

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旧粕谷家住宅

旧粕谷家住宅とは

江戸時代、徳丸地域は徳丸本村と徳丸脇村、徳丸四ッ葉村に分かれていました。粕谷氏は代々徳丸脇村の名主を務めた家ですが、享保11年(1726)以前に、その名主粕谷家から浅右衛門が隠居し始まった家と伝えられています。
旧粕谷家住宅は、建築当初の部材がよく残っており、それらに残された痕跡をもとに、建築当初の形を復元整備する工事を平成28年から平成30年の2年をかけて行いました。その過程で、南東隅の柱の枘(ほぞ)に「享保八年 卯二月三日 …」の年紀が発見され、当住宅の建立年代が享保8年(1723)であることが判明しました。

旧粕谷家住宅の注目すべき特徴として、以下が挙げられます。

  1. 土間と板の間の境に3本の大黒柱が建つ
  2. 押板(おしいた)を備えている
  3. しし窓を備えている
  4. 3間四方のヒロマがある

当住宅は関東地方の古い民家に認められる特徴を多く有しており、江戸中期まで遡ることができる関東地方では最古級に属する古民家のひとつです。
また、敷地は土地区画整理事業などにより旧来の範囲とは異なるものの、なお屋敷庭として整備されており、家屋と一体で落ち着いた佇まいを示しています。
構造 寄棟造 木造茅葺 平屋建 桁行16.253メートル、梁間8.181メートル
敷地面積 1,292.28平方メートル
建築面積 135.71平方メートル

平成15年(2003)12月15日 「粕谷尹久子家住宅」板橋区指定有形文化財(建造物)に指定
平成19年(2007)3月 所有者粕谷尹久子氏から板橋区に寄贈。
これに伴い、当家が「東の隠居」と呼ばれていたため、名称を「旧粕谷家(東の隠居)住宅 付宅地」に変更。
平成30年(2018)3月15日 「旧粕谷家住宅」東京都指定有形文化財(建造物)に指定

写真5
建築年代が確認された柱の墨書
写真6
享保14年(1729)の祈祷札

一般公開について

公開時間

午前9時30分から午後3時30分まで

休館日

  1. 月曜日(祝日の場合は翌日)
  2. 年末年始(12月29日から1月3日まで)

所在地

東京都板橋区徳丸7-11-1

交通

【電車】都営三田線「高島平駅」徒歩15分、東武東上線「東武練馬駅」徒歩20分
【バス】国際興業バス「紅梅小学校」徒歩3分
赤02[成増駅北口⇔赤羽駅西口(志村三丁目駅経由)]
板橋区コミュニティバス≪りんりん号≫「徳丸西」徒歩7分
板橋市場~新高島平駅~下赤塚駅循環
※各駅からのル-ト案内は、ページ下部のPDFをご参照ください。

駐車場(2台分)、駐輪場がございます。ご利用ください。

※注意事項

  1. 火気を使用しないでください。
  2. 喫煙・飲食はご遠慮ください。
  3. 植物の採取はご遠慮ください。
  4. 営利目的とした撮影等はできません。
  5. ペットの連れ込みはご遠慮ください。

ふるさと納税を活用したクラウドファンディング【事業終了】

実施結果について

令和元年9月からの寄付総額は、3,663,574円となり、目標を達成することができました。 

区では、旧粕谷家住宅の保存・管理事業を過去3年にわたり総額300万円を目標金額として実施してきました。ご支援いただきまして、誠にありがとうございました。これをもちまして申込受付を終了いたします。引き続きのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

整備スケジュール

令和元年7月ー令和2年2月 防消火設備(放水銃など)・管理棟設計委託
令和3年3月ー令和4年3月 防消火設備(放水銃など)・管理棟設置工事及び環境整備工事

  • 放水銃とは、屋外炎検知器と連動し、炎を感知すると自動的に屋根面に一斉放水する消火設備です。

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 生涯学習課 文化財係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2636 ファクス:03-3579-2635
教育委員会事務局 生涯学習課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。