第4回いたばし未来の発明王コンテスト 実施結果(発明王決定!)
「いたばし未来の発明王コンテスト」グランプリが決定しました!
本コンテストは、ものづくりのまち板橋区の未来を地域みんなでつくっていきたいという想いから始まりました。
第4回はこれからの未来を担う板橋区の小中学生を対象に、令和5年7月21日から9月8日の期間で「未来にあったらいいな」と思える新しいアイデアを募集し、書類審査、プレゼンテーション審査を経て、グランプリ「いたばし未来の発明王」を含む8組の受賞が決定しました!
また、板橋区では、素晴らしいアイデアを実現したい、子どもを応援してものづくりの現場を見せたい、といった想いをもち、本事業にご理解ご協力いただける区内の企業を求めています。
コンテストの様子をご覧になって、興味を持たれた企業様は、ぜひ産業振興課工業振興係までご連絡ください!
電話:03-3579-2193 メール:sg-senryaku@city.itabashi.tokyo.jp
最終審査会プレゼンテーション動画を公開しました
板橋区の公式チャンネルにアップされています。子どもたちの素晴らしいプレゼンテーションをご覧ください。
個別の動画へのリンクは下の「最終審査会プレゼンテーション動画」にまとめてあります。
グランプリ「いたばし未来の発明王」は酒井山実さん
発明作品は「公園のゴミを拾って遊べる遊具」
最終審査に残った作品についてアイデアの新規性・実現性・社会性などを基準に審査を行った結果、
西台中学校1年生の酒井山実(さかい やまみ)さんの「公園のゴミを拾って遊べる遊具」がグランプリ(いたばし未来の発明王)に輝きました。
今回は感染症分類が5類に引き下げられたこともあり、作品の発表から審査、表彰まで同日に開催しました。コンテスト当日は発表者をはじめご家族、区内企業関係者といった多くの方々にお越しいただきました。
受賞作品の「公園のゴミを拾って遊べる遊具」は、井戸のポンプ型原理を利用したゴミ圧縮遊具です。ゴミを圧縮し捨てやすくすることによって、公園やまちの景観を良くし、楽しく使用できる発明品が提案されました。
実際に公園のゴミの状況や公園を使用する人の行動、発明品の先行事例を調査したうえでまとめあげた点が高く評価されました。
そのうえで、受賞者は新しい遊具の装置や仕組みを自分の言葉で表現されており、グランプリにふさわしい内容でした。
グランプリに輝いた酒井山実さんには、国立研究開発法人 理化学研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員の大森 整(おおもりひとし)様よりグランプリ受賞者に代々引き継がれている、マントと帽子が授与されました。
準グランプリは桒原舜さん
発明作品は「フリッジフレンズ~冷蔵庫とわたしたちの新しい未来~」
「冷蔵庫の中身が外出中でも分かり、冷蔵庫にあるものでメニューを考えて、簡単な会話も可能なロボット」が提案されました。
このロボットでは、ライフワークバランスのとれた生活や、ゴミを減らすこと、子どもの自立を促すなど、明るく楽しい未来を実現することが可能です。
実際にヒューマンアカデミーロボット教室のキットを活用してロボットの実演をしている点や、子どもだけではなく、幅広い年齢層への適応など、社会性への考慮がみられました。食品ロス削減といった身近なテーマの解決をめざしている考え方も評価されました。
特別賞は水野千鶴さん、桒原千亮さん、山谷桜子さん、山内壽人さん、チームかわむらさん、宮田莉奈さん
(発表順)
水野千鶴さん発明作品は「みかたペットロボット」
日常生活の親や友人との関わりのなかで、相手から勘違いされたり、怒られた時に自分自身を助けてくれるロボットが提案されました。
日常生活のリアルな経験から問題提起を具体的に行い、一つひとつ丁寧に解決策を検討しており、このロボットが実際にいたらどう解決できるのかのイメージが湧きやすいものでした。また、プレゼンテーション能力の高さも評価されました。
桒原千亮さん発明作品は「ひんやりかぜく~るキャップ」
近年の夏の猛暑に熱中症予防策として、扇子や扇風機、ネッククーラー等に代わる透明の太陽光発電シートを搭載し、ヒンヤリ風がくる帽子が提案されました。
熱中症や地球温暖化問題に着目し、既存の技術やその問題点を整理し、帽子の構造には、ペルチェや太陽光発電、メッシュ生地等複数の工夫が施されており、実用性が評価されました。
※「ペルチェ」とは・・・冷却と加熱を制御する電子部品のことを指します。
山谷桜子さん発明作品は「しあわせアプリ」
世界各地で起こっている紛争に端を発し、世界中が平和で戦争のない未来をめざしたいという想いから提案されました。
大臣へのメッセージを送付し直接問題解決を訴える仕組み等、気持ちが伝わってくるものでした。紛争のない平和な世の中をめざしたいという想いが評価されました。
山内壽人さん発明作品は「AROくん~お手伝いロボット」
水難事故や窃盗事件といった問題が解決され、皆が安全に安心して暮らせる世の中にしたいという想いから、異常を検知して知らせてくれたり、必要に応じてお手伝いや清掃もしてくれるGPSと連動するロボットが提案されました。
現在問題となっている水難事故から一般的なお手伝いまで幅広く網羅されている点が評価されました。
チームかわむらさん発明作品は「スカイパラソル」
昨夏の酷暑をきっかけに、夏や日差しが厳しい日に、人や大切な物を守ることを目的として提案されました。
パラソルを浮かせるという視点がおもしろかったです。また、パラソルのしまい方はテントをたたむ要領と似せていることから、使い手への配慮を感じました。
熱中症緊急搬送数といった調査もしっかり行っており、日傘の問題点を解決する提案をおこなっていた点が評価されました。
宮田莉奈さん発明作品は「バリアフリー・グレーチング~みんなにやさしく安全に~」
現存の格子状のグレーチングから、高齢者小動物まで安心して通行できる素材で作られたものへ変える提案がなされました。
人間のみならず、小動物を含めたバリアフリーという視点が素晴らしかったです。
金属・木・竹・プラスティック・石といった複数の素材を比較したうえでの検討をおこなっており、実現可能性、実用性が高く評価されました。
最終審査会プレゼンテーション動画
- 「公園のゴミを拾って遊べる遊具」(外部リンク)
- 「フリッジフレンズ~冷蔵庫とわたしたちの新しい未来~」(外部リンク)
- 「みかたペットロボット」(外部リンク)
- 「ひんやりかぜく~るキャップ」(外部リンク)
- 「しあわせアプリ」(外部リンク)
- 「AROくん~お手伝いロボット」(外部リンク)
- 「スカイパラソル」(外部リンク)
- 「バリアフリー・グレーチング~みんなにやさしく安全に~(外部リンク)
最終審査会ダイジェスト動画
審査委員
坂本 健 | 板橋区長 |
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岩月 宏昌 | イワツキ株式会社 代表取締役社長/東京商工会議所 板橋支部 会長 |
谷田 千里 |
株式会社タニタ 代表取締役社長 |
中澤 公伯 |
日本大学 生産工学部 創生デザイン学科 教授 |
太田 洋子 |
双京知的財産事務所 所長 CEO |
川角 博 |
NHK高校講座物理基礎 講師/福井県教育総合研究所 先端教育センター |
大森 整 | 国立研究開発法人理化学研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員 |
事業協力団体・企業
運営協力
- 国立研究開発法人 理化学研究所
- いたばしテクサポセンター
- 株式会社タニタ
- 公益社団法人東京青年会議所板橋区委員会
- 東京商工会議所板橋支部
- リンテック株式会社
- 株式会社ルケオ
協賛企業
- I-NEXT
※板橋区の次世代の企業経営を担うネットワーク - 株式会社タニタ
- 東京商工会議所板橋支部
- 公益社団法人東京青年会議所板橋区委員会
- 株式会社トプコン
- 理研計器株式会社
- リンテック株式会社
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産業経済部 産業振興課 工業振興係
〒173-0004 東京都板橋区板橋二丁目65番6号 情報処理センター
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