板橋区ユニバーサルデザイン推進計画2035の策定
令和8年1月、区では「東京都板橋区ユニバーサルデザイン推進条例」を根拠として「板橋区ユニバーサルデザイン推進計画2035」を策定しました。
計画全文は、添付ファイルをご覧ください。
パブリックコメントの結果
計画の策定にあたっては、計画素案に対し皆様の意見をいただくため、パブリックコメントを実施しました。
結果は、以下のとおりとなります。
パブリックコメント実施結果概要
- 実施結果
-
令和7年11月10日(月曜日)から12月1日(月曜日)
- 提出件数
- 14件
第1章 計画策定にあたって
背景と目的
少子高齢化や生活様式の多様化が進む中、心の豊かさを重視し、だれもが社会参加できる環境整備が求められています。区はユニバーサルデザインの考え方のもと、推進計画2025を継承し、区民・事業者と連携して、共生と交流のまちをめざす新たな「板橋区ユニバーサルデザイン推進計画2035」を策定します。
計画の期間
本計画の計画期間は、2026年度から2035年度までの10年間です。
計画の位置づけ
板橋区基本計画2035を踏まえ、各個別計画と連携を図りながら、ユニバーサルデザインに係る取組を体系的かつ総合的に推進していくための基本的な計画です。
第2章 現状と課題
計画策定の基礎調査
計画の策定にあたり、区民のユニバーサルデザインに対する理解度や意識、日常生活における課題、今後求められる施策の方向性を的確に把握するため、以下の基礎調査を実施しました。
- 区民アンケート調査 1回
- 区内イベントでのオープンワークショップ 4回
- 小学校への出前講座におけるオープンワークショップ 3回
ユニバーサルデザインの普及と実践
ユニバーサルデザインの認知度をさらに高めていく必要があります。区民アンケートからは、ユニバーサルデザインに対する理解や関心を深める啓発活動などへのニーズが高いことが明らかになりました。さまざまな啓発活動を通じて認知度を向上させ、区民・地域団体・事業者がユニバーサルデザインの考え方を正しく理解し、日常生活の中での実践につなげることが必要です。
だれもが利用しやすい情報・サービス
区民アンケートの結果では、「だれもがわかりやすく、収集・利用しやすい情報の提供」が最も高いニーズとして挙がりました。ユニバーサルデザインの視点に立った、より分かりやすく質の高い情報提供や案内表示、多言語対応の推進とともに、多様な利用者に配慮した窓口運営やコミュニケーション支援の充実が必要です。
また、オンライン化の普及に伴うデジタル技術やインターネット利用の格差に対する不安の声も寄せられています。だれもがデジタルの利便性を享受できる環境整備と支援体制の構築が必要です。
だれもとっても快適なまちづくり
より使いやすい施設やだれもがスムーズに移動できる環境の整備が求められています。多様な利用者目線に立ち、庁内組織横断的に一丸となって取り組むとともに、関係機関と必要な協議・調整を適切に行い、効果的な整備の推進が必要です。
災害時・緊急時の備えについては、特に「介護・介助者世帯」「障がい者世帯」から高いニーズが示されました。ユニバーサルデザインの視点に立った避難所整備や災害に関する情報発信など、全庁を通じた取組として防災対策の推進が必要です。
みんなが参画するユニバーサルデザインのしくみづくり
区民アンケートの自由記述欄では、さまざまな人の意見を取り入れることの重要性に関するご意見が寄せられており、多様な区民の声を聞き、当事者が参画するためのしくみづくりが求められています。
第3章 本計画における基本的な考え方
推進計画2025の評価と本計画の方向性
区は、推進計画2025でハード・ソフト両面のユニバーサルデザイン施策を進め一定の成果を得ましたが、区民アンケートでは認知度・理解度の低さや施策の進展実感が限定的であることが課題として示されました。本計画では、これらの課題と新たなニーズに対応し、より効果的な施策を展開していきます。
ユニバーサルデザインについて
ユニバーサルデザインとは
『基本的人権の尊重』を基本理念として、年齢、性別、国籍、個人の能力にかかわらず、一人ひとりの多様性が尊重され、あらゆる場面で社会参加ができる環境を整えることです。
当事者とは
ユニバーサルデザインを進めるうえで大切なのが「当事者」の参画です。当事者とは、原則としてすべての利用者を指しますが、本計画では、特に障がい者、高齢者、子ども、乳幼児連れ、妊産婦、外国人、性的マイノリティなど、施設などの利用に困難がある人や、少数のため声が届きにくい人をいいます。
ユニバーサルデザインの基本的な考え方
(1)「はじめから」「すべての人」を考慮する
(2)絶えず学び、改善し続ける
(3)定型化せず、柔軟に応える
第4章 めざす将来像、取組の指針、施策
めざす将来像
計画の背景や区の現状と課題、板橋区におけるユニバーサルデザインの基本的な考え方を踏まえ、本計画がめざす将来像を以下のとおりとします。
ともに考え、ともに創る、だれもが心地よく暮らし、すごせるまち 板橋
取組の指針
指針1 ユニバーサルデザインの「学び」の支援と、みんなでユニバーサルデザインを創る「しくみ」づくり
- ユニバーサルデザインのまちづくりには、区民一人ひとりがユニバーサルデザインの基本的な考え方を正しく理解し、互いに尊重し合い、思いやりを持って支え合うことが大切です。このような意識と行動が区全体に浸透するよう、意識啓発・情報発信の強化や、多様性を学び、尊重し合うための取組を推進します。
- また、様々な主体が参画してそれぞれがユニバーサルデザインのまちづくりの担い手となることも大切です。そのため、みんなでユニバーサルデザインの取組に主体的に参画し、各主体の意見が反映できるしくみづくりを推進します。
指針2 だれもが安心して快適に移動や利用ができる「まち」「くらし」づくり
- ひとが心地よく安心安全に暮らし、身近なまちへの愛着が深まるような「人中心」のまちのあり方が求められています。当事者参画のしくみを活用し、平常時・災害時の両方を見据えた公共施設・移動環境のユニバーサルデザイン化を進めます。また、歩きやすい歩行・滞留空間が充実した、だれもが居心地の良いウォーカブルなまちをめざします。
- 日常生活において、情報のわかりやすさ、手続きの簡便さなどを実感できる環境は、区民の心地よさと生活の質の向上につながります。そのために、さまざまな方法による情報アクセシビリティの向上、手続きの簡素化と包括的なサポート体制の充実などの取組を通じて、すべての人がくらしやすい環境づくりを推進します。
施策
指針1ー(1)学び
- ユニバーサルデザインの実践に向けた情報発信
- 多様性を学び、尊重し合うための取組
- 区職員や民間事業者の意識啓発
指針1ー(2)しくみ
- 当事者参画のしくみづくり
- 多様な主体と連携して進めるユニバーサルデザイン
- ユニバーサルデザインを推進するための基盤づくり
指針2ー(3)まち
- 公共施設や公園のユニバーサルデザインの推進
- 移動環境のユニバーサルデザインの推進
- ユニバーサルデザインのまちづくりの推進
指針2ー(4)くらし
- 情報取得環境の整備とくらしの中でのDXの推進
- 社会参加しやすい環境づくり
- ユニバーサルデザインの考えを取り入れた防災対策
第5章 施策を実現するための考え方
既存事業のスパイラルアップと新規事業の効果的な導入
本計画の実行にあたっては、これまでの取組の成果と現状の課題を踏まえつつ、社会情勢の変化や多様化する区民ニーズに対応するため、既存事業のスパイラルアップを図ります。
また、現状分析から抽出された課題に対して効果的と判断される新規事業については、適切に導入を図ります。なお、既存事業のスパイラルアップにおいても新規事業の導入においても、可能な限りEBPMの考え方に基づくものとします
みんなで取り組むユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインの基盤を強固なものとするためには、多様な主体の積極的な参画および連携の強化が不可欠です。
創造都市(クリエイティブシティ)として、より豊かなユニバーサルデザインのまちづくりのために、様々な立場にある人の多様性を認め合い、寛容に受け入れ、互いに支え合う社会の実現を「みんなで」めざします。
第6章 実施計画
28の重点事業、40の関連事業により、計画を推進します。
詳細については、計画本編をご確認ください。
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このページに関するお問い合わせ
福祉部 障がい政策課 ユニバーサルデザイン推進係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2252 ファクス:03-3579-4159
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